今日は川端商店街を散策してみたいと思う。
まず 地下鉄中洲川端駅を上がって天神方面を向くと
大きな飾り山が目に入ってくる。

標題 表 戦国桶狭間の合戦
こんな感じだ。
スポンサーリンク
スポンサーリンク
博多リバレイン 飾り山
この飾り山は 特別に何流というのではなく 商業施設博多リバレインの前に
そびえ立っている。
今年の標題は表 戦国桶狭間(せんごくおけはざま)
人形師 生野四郎
漢文的な難解な標題がものが多いなか
これは桶狭間の戦いをテーマにしていることがタイトルからすっと入ってくる。
この戦いは 織田信長が今川義元の2万5千の軍勢をわずか十分の一の自軍で打ち破った歴史的な近代的合戦。
その合戦の様子が劇画的に表現されていて 迫力満点だ。
昔話の主人公が大集
そして 反対の見送りは...

昔話博多勢揃い
見送り 標題 昔話博多勢揃い(むかしばなしはかたせいぞろい)
人形師 生野四郎
桃太郎 金太郎そして 一寸法師はみんな鬼退治をした英雄
そこに浦島太郎入ってくる。それはどこかの電話のコマーシャルみたいな感じだ。
見送りは今話題の人やテーマを使い 子ども達も楽しめる内容のものが多い。
柔軟な発想で企画されている見たいなので最近固いことはなしの様だ。
今年は特に おとぎ話をテーマにすることが傾向としてある。
そして 川端商店街に入っていきましょう。
こちらもリバレインの飾り山にほど近く
商店街の入り口近くからでもよく見える場所で
存在をアピールしている。
この商店街は歴史ある博多職人の店が今でも多く軒をつらねる。
提灯や仏具などの職人さんの店が多く軒をつらねる。
十一番山笠 川端中央街
まずは
商店街の中なので
道幅とアーケードの高さにギリギリにせまる大きさが
よけいに 飾り山を大きく魅せている。
若干商店街で光が多少遮られる分 ライトアップで
一つ一つの人形が浮き上がる感じになる。

日本一の兵 商店街いっぱいのスペースをとる
飾り山 表 日本一之兵(ひのもといちのつわもの)
人形師 中野親一
そして 見送りは

ももたろうが此処にも。 こちらは単独で登場
標題 見送り ももたろう(ももたろう)
人形師 中野浩
すると 先ほどのリバレイン飾り山笠からほど近い位置に、
英雄達の一人"ももたろう”だけをフィーチャーしているのが面白い。
しかも さきほどの ほんわかとした従来の見送りと感じと違い、
御供の犬ににまだえ緊張感があり ももたろうの表情も寓話の穏やかさはない。

なぜか犬の表情も桃太郎の表情も妙に険しい!
おとぎ話の世界で 荒々しく緊張感走る主人公達が新鮮で面白い。
博多の川端商店街の「川端ぜんざい」をご存じだろうか。
そして この商店街をキャナルシティの方へ足をすすめると
こんな店が目に入る。
スポンサーリンク
スポンサーリンク
川端ぜんざいは隠れた穴場
注意していないと見過ごすかもしれないので
右手側を注意して歩いて欲しい。
軒先が煉瓦屋根の川端ぜんざいが、さらりとある。いぶし銀の看板が、地味に存在感を放っている。

川端ぜんざい 商号登録をしていた。
看板を見ても分かるように、営業日が金、土、日、祝、「ベント日」と 博多感覚でアバウトだ。山笠の期間中は もちろんフル営業日になる。
観光客が多いときで
今のように30℃近い暑い時期は、かき氷を通りで売っていたりする。
こんな感じだ!

暑い日は店の前でかき氷が販売される
ぜんざいは 大きめの一口サイズのお餅が入っていて とても美味しい。

川端ぜんざいの店頭に置いてあるフライヤー
そして 小さな店の中に ドカッと飾り山がある。
しかも食べる席に近いので頭上真上から巨大な山笠飾りが
降ってくるばかりの迫力だ。

今にも 巨大な天狗が頭上から舞い降りて来そうだ。
また この店は 商店街側の入り口から 入って向かいの壁は、突き抜けていた。
飾り山の先には 博多川とその遊歩道が テーブルから望め 解放的な休憩スペース、これがぜんざい広場となる。

壁には山笠期間限定の手ぬぐいが
旅行慣れした外国観光客もちらほら見受けられるが、
穴場的スポットだと思うので
国内外問わず是非来てもらいたい。
川端ぜんざい広場
福岡県福岡市博多区上川端町10−256
スポンサーリンク
スポンサーリンク
川端ぜんざいまとめ
- 山笠なのどのイベントの期間中と金、土、日、祝日 川端ぜんざいが営業している
- 山笠の飾り山が1年中展示されている
- その大きさは店内に対して巨大 その迫力を楽しもう
- 川端ぜんざい広場は商店街と 反対は博多川に向けてオープンになっている
- その解放的な空間で ぜんざいを堪能しよう
- 暑い日はかき氷が格別
- 山笠期間中は中洲川端商店街の飾り山も併せて楽しめる
- 中洲川端商店街 飾り山 表 日本一之兵(ひのもといちのつわもの)
- その飾り山の見送り ももたろう(ももたろう)
店が閉まり後かたづけをする ぜんざい広場の風景。商店街側から望む。 奥に壁がなくオープンなのが分かる。
追伸 山笠はクールジャパン
丁度 川端ぜんざいの店頭で こんなものを見つけた。どうだろう?
クールジャパンな粋なパンフレットだ。

The Hakata Gion Yamakasa Festival(英語パンフレットも川端ぜんざいには置いてあった)
こんな渋いパンフレットは
是非、日本人でももらいたい。
パンフレットの中身は、海外の人に
山笠って何なのか?
それを 分かりやすく まとめてある。
そもそも日本の祭や行事の概念や、山笠の事を 全く理解してない人に向けて
簡潔な解説がされている。
英語がわかれば 日本語のものより分かりやすいかもしれない。

山笠のことが図で分かりやすく説明してある。
世界にも堂々と誇れる祭り。それを実感させるパンフレットの出来映えだった。