すべての手記 福岡の祭

流舁きは中洲の景色を一変させる

流舁きがはじまった。さあ山が動きだす。

時間の都合で4時からの中洲流の流舁きが見られそうだ。
川端商店街に流れるアナウンスが
「土居流の担当男衆は3時50分に集合するように」と言っている。

土居流の流舁き開始時間の予定は午後五時ぐらいと聞いていたが
そのアナウンス時間がスタートなら重なって見損なってしまう。

予定通り 中洲流一本に絞ることにした。

走る飾り山も動きだす?

すると ちょうど見物していた商店街の走る飾り山が、

台座の固定している重しを外しだした。

台座の固定が外されている

台座の固定が外されている

なんと この山も今日 走るのか!と
ちょっと動揺してしまった。

恰幅のいい男衆が 20人ほど集まり ゆっくりと
飾り山を動かしだした。

天井は高いが、商店街の店の看板が沢山ある。
洋服店前に出されたドレスをコーディネートしたトルソーは
店内に引き下げるよう お店の人に伝えられていた。

大きく左へ傾く飾り山。

大きく左へ傾く飾り山。

舁き山笠が1トンとすれば、こちらの走る飾り山は数倍、3トン以上あるだろうか。
一度 大きく台座が傾き、商店街に歓声が上がる。

商店街に表 見送りを見せていた飾り山が90℃ターンして動く

商店街に表 見送りを見せていた飾り山が90℃ターンするように、ゆっくり大きく動く。

すこし 飾り山は少し移動してから 車のバックの車庫入れの要領で
商店街からは飾り山の横面を見せる形で一発で綺麗に止まった。

西遊記の見送りが 横切る路地に向かう形で固定された。

西遊記の見送りが 横切る路地に向かう形で固定された。

商店街を少し出た形だが、こちらにもまだ 少し屋根がある。

どうやら 今日走ることはは無いようだが12日の
町舁き出しは走るかも知れない。


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昼の中州に見慣れない群衆が

用事が 少し遅く終わって 4時10分ずぎた。
いそいで 中洲の方面に向かおうとしたのだが
たまたま入った国体通りに平行した中洲側の路地口に
大きな人だかりが

夜の繁華街中洲の昼間に群衆が。

夜の繁華街中洲の昼間に群衆が。

これは。 大きな期待を感じさせる。
それから待つこと4、5分。

本来 昼は静かな夜の繁華街中洲だが、
このざわざわとした賑わいに、半端ないオーラーを感じる。

二番山笠 中州流見参

300mほど先を凝視すると 周辺一帯は鈴なりの見物客と男衆で
ごちゃ混ぜで大変なことになっている。すると、突然。

路地奥の中洲流とおぼしき巨大な軍勢が、ひとつの塊になって
捲土重来。うなりをあげてこちらに向かってきたではないか!

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男衆の塊が群れをなして迫ってきた。

危険の為か 観光客の群がる50mほど手前で舁き山は止められた。

50m手前でストップ。山を目渡す男衆の立ち姿が決まっている。

50m程手前でストップ。

その山を微動だにせず目渡す 男衆の立ち姿がさまになっている。

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締めて ここで終了。と思い 帰ろうとする人もいたが、
まだまだ 祭はこれからだ。

坂田怪童丸が生きていた

合図とともに 一気に左に舵を取り、再び勢いよく走り出した。

 先走りの招き板を持った子供達

先走りの招き板を持った子供達

先頭は、未来の舁き手候補の子供達が
招き板を持って 先走りとして 先陣を切る。
清水(きよいみず)がかけられ、祭は より臨場感は増していく。

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清い水はまさに勢い水となる。外国のかたの舁き手もいる。

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この 中洲の舁き山は、先日一度 拝見したが、
この赤鬼の様な怪童は、巨大な鯉を鷲づかみにしている姿であることに
初めて気づいた。

こうやって見ると 凄くいいデザインだと思う。
都会の繁華街のど真ん中を 大な錦鯉がジタバタと足掻いている。
そして流れから 空に跳ね上がった巨大魚を
怪童が鷲づかみにして担ぎ上げている。 この構図が群衆の中に
絵としてズバリはまっている。

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山が向きを変えると、巨大魚のお腹の部分が見えた。 なぜか無償に可愛い。

昼の中州に人人、ひと。

中洲の街が大海原で
男衆が船 多く行き交う見物人が 荒波に見えるのだ。
その波の中を巨大錦鯉と怪童が荒々しく躍動している。

舁き山を追って移動する人達

舁き山を追って博多川沿いを移動する人達

それを追って多くの見物人 観光客が
博多川沿いを移動する。その数は凄い。
通りがずっと先の先まで 人で埋まってしまった。

また 次の辻で凄い群衆を見つけた。
先ほどの中洲流の舁き山がこちらにいる見たいだ。
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観光客には外国の方も多く見受けられた。
追い山はよくテレビでも見ることができるが
流舁きをこうして改めて見るのは初めてかも知れない。
昼の繁華街に人が溢れ そこを清水を浴びながら
山が躍動する。
荒々しく揉まれながら 鯉も それをさばく人間も
逞しく生きるしかない。という強いメッセージを感じた。

夜は屋台なども出ているエリアなので
清水を捲いた後、アスファルトから豚骨ラーメンの薫りがするのが
中洲らしくて面白い。


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中洲流 流舁き まとめ

  • 流舁きとは各流の域内で、本番の追い山へむけて、それぞれの流が山舁きの訓練を行う行事
  • 一つの流に特化して 見物ができる
  • 好みの流 や 舁き山をみつけ、その流の域で見物しよう
  • 舁き山笠の山小屋の前から、基本スタートする
  • 交差点の辻前で 一度止まり、90℃右折、左折の訓練を入念にしている
  • 追い山前の練習であると同時に祭の行事の一環でもある
  • 普段あまり ひと気のない場所に大勢の男衆と見物人が集まる その景色だけでも圧巻
  • 狭い路地ですぐそばを通過するので、舁き山のスピードと迫力を味わえる
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