今日は集団山見せの日
商人の町博多から城下町天神に初めて
舁き山笠がお目見えする日。
この日の台上がりは、地元の名士が上ることになる。
開始当初はにあたって 観光客や町の人にも
この祭を認知してもらおうという目的もあった様だ。
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集団山見せの時の街の様子
今日の博多の様子を写真で紹介しよう。

今日の博多座前の映像
そして、川端商店街入り口

今日の川端商店街入り口辺り
山笠の飾り山がのぞいて見える。
さらに 集団山見せ開始10分前ぐらいの中州の中央通り

はぼ無人の中州の街。先には飾り山笠が。
そこには、つい先ほどまでいた水法被姿の男衆が、見当たらず、
街に ほとんど人の気配がない。
すっかり定着した集団山みせは はかたどんたくとほぼ同じコースを
明治通りを封鎖して行われる。
今の明治通りがこな感じだ。
車はすでに進入することはできない。
明治通りを一杯に広がって山を舁く男衆の姿が圧で、
単線の道路を走るのと全く違う趣があるのだ。
私もはじめ気づかなかったのだが、
山笠はこのコースを折り返して走るということ。
最終的には 冷泉公園辺りへ収まる感じだろうか。
空砲が二発 パンパンとなった。
山笠が横に広がってやって来る。
初め中洲川端辺りで 見る計画だったが
今日も移動して様子を伝えられたらと思う。
呉服町方から ざわめきが起きている。
こどもの先走りが ここでも 同様にやってくる。

一番山笠の先走りの子供達
一直線のコースなので、
遠くから徐々に大きく迫ってくるのが面白い。
ほら 徐々に掛け声が大きくなって
そしてこちらは中州流

錦鯉は反対側の通りへ向いている。怪童が迫る。

はるかビル街へと 遠ざかっていく中州流と怪童。
まくし立てるように、西流の弁慶仁王立が 群衆をかき分けながら登場する。

若干橋に向けて上りの傾斜がある。舁き山の群衆がせり上がってくるように見える。

明治通りのずっと先まで男衆で埋め尽くされている。

白衣の弁慶仁王立ちが迫る。
そして千代流が来た。

千代流の数の圧力がハンパない。

男衆、子供、男衆... 身内親戚からの歓声も一段と上がる。

そして 舁き山が満を持して登場。

衣装の蛍光色のオレンジが天神の街と空に踊る。
素知らぬ顔。勇壮な突進のあとに
凄い舁き山が 息つく暇無く 嵩にかかって迫り来る。
道幅一杯なので 迫力の種類が違う。
そこに こんな光景も

立ち止まる締め込み姿の未来の舁き手
一瞬で、時がスーローダウンする。
集団山見せは、決して時間を競うレースではないのだ。
中には、悠然と山の後方を闊歩する男衆や
笑いの絶えない高齢男衆の自称「歩き隊」もいたりする。
リラックスタイムが終わると これは招き板から
恵比寿流だろう。こちらの流も大軍勢だ。
写真の撮影は よく見えるポイントを探しながら
移動しているのだが、明治通りの中州側の沿道の方が往路に関しては、
撮影しやすいように思った。
若干天神に通りが左へ曲がっているのと
気持ち傾斜していることもあるかも知れない。
だから、復路になると反対の昭和通りの方がいいのではないだろうか。
検証の為、反対の通りへ渡り 次の土居流を待ってみる。
そして西大橋の交差点 昭和通り側から望んでみた。
おお、切り込んでくる感覚が強くある。
他の流にも増して、スピードを感じることができた。
通りのずっと先からの写真が撮れない分
近くに迫ってきたときは、シャッターを押しやすい。
カメラマンが やはり中州側に偏って集まっていることもあるのかも知れない。
子供達に祭の鬼が立ちふさがる?
御大が子供達に
清水をかけている。
慌てて遠回りして走る子もいれば、
おっと 逃げられない。
思わず立ちすくんだところを バッサリと狙われる。
「つめたい!」とはしゃぐ子もいる辺りが
昨日の追い山ならしと 違うのだろう。観客からも笑いと歓声が上がる。
この水は特別にポンプで汲んでいる様だ。
消防のホースの様なもので、世話役の方が
豪快に水をバケツに補充していた。
往路 最後は七番山笠 大黒流 私一押しの流だ。

大きく手を上げ交代を指示する 前さばきの動体視力は注目だ。

七番山笠 とりの大黒流。中州の映画館前だ。
今日 私はここまでしか見ることができなかったが
まだまだ、集団山見せは続く 折り返しての復路があるからだ。
正午辺りに福岡地方に大雨注意報が出ていたので、中止あるいは
人出が鈍るか心配だったが、現時点で雨はほとんど降っておらず、
このまま最後までいけるのではないだろうか。
最後に 地下鉄に向かう時の
天神側からリバレインの飾り山笠を遠目に見た画像だ。

曇天の中浮かび上がる飾り山笠
おそらく 往路の七流の走りを全てを見たことになる。
これから復路の舁き山が 今度は天神側から走ってくるだろう
このタイミングで立ち去る人はほとんどなく中洲川端から乗った地下鉄は
そこまで混ではなかった。
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集団山みせ 2016年まとめ
- 舁き山笠が その年 唯一 商人の街博多から出て、城下町天神に入る行事
- 明治通りを博多どんたくの様に舁き山笠が進み、その後折り返してくる
- 集団山みせの見物はリラックスしてたのしもう
- 客層は、子供からお年寄りまで幅が広い
- 明治通りを目一杯広く舁き山が走る姿が美しい。
- かつての現役だろう御大男衆が、締め込み姿で 悠然と闊歩する姿がみられる
- 3歳ぐらいの子供の法被姿も沢山見られて ほのぼのした雰囲気も漂う
- 一方 舁き山の男衆は一直線の明治通りを ひたすらに走りつづける
- 楽しさ と 真剣のバランスの妙を楽しみたい