すべての手記 福岡の暮らしと文化

福岡発アトリエ ヴラボォを応援しよう!

今日はキャナルティで偶然 福岡のアート集団、アトリエヴラボォの実演ライブペインティングを見ることができた。こちらが その様子だ。

看板がこんな感じであるのだが、キャナルシティの派手な店内の
デコレーションの中では 意外と目立たない。しかし、だ。

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実演をみると、一転。一気に注目を集めることになる。

アトリエブラヴォのライブペインティング

アトリエブラヴォのライブペインティング

高さ2メートルくらいはあろう巨大なキャンバスに
今、正にライブでアートが描かれている。
横幅も5メールぐらいはあり、4人の方がそれぞれに受け持って描かれているようだ。

担当職員のかたに伺ったところ、
作者の方はみな何らかの障害をもたれており、絵を描くことで
個展をひらいたり、ワークショップや グッズを作ったりして働いているらしい。


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どんな画材を使っているの?

まず驚いたのは この画材の数。

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大量の絵筆がバケツに立っていた。

大量の絵筆がバケツに立っていた。

また筆の数がすごく多い。またカラフルな絵の具の色。
キャンバスが大きいので絵の具も大量に必要だろう。
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彼らはイマジネーションを絵にしたり、
見た物を写生したり、
好きな写真、絵を見て、そのイメージを再構築して描いたり。
さらに 過去に描いた絵や下絵を 大型キャンバスに描き起こしたりと
今の状況と感覚で 書き方の手法を分けている様だ。

アトリエブラヴォのライブ風景

まずこちらの方は お気に入りの鳥の写真を見て描いている
参考に見ている写真がこれだ。

アーティストの傍らには鳥の写真が置いておある。

アーティストの傍らには鳥の写真が置いておある。紙コップには絵の具と筆が入っている。

それが、彼女の才能のフィルターを通すと このようになっていく、

アトリエブラヴォのアーティストとその絵

アトリエブラヴォのアーティストとその絵

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溢れ出すアトリエブラヴォの世界感

また こちらの方は 過去に描いた絵(した絵)を 大型キャンバスへ、

コーニーホルダーの様にも見えるが絵の具のコップだ。

コーヒーホルダーの様にも見えるが、黒の絵の具が入った紙コップだ。YUUKIと書いてある。

再現していく という手法の様だ。
下絵(したえ)にも丁寧に色が塗られていた。
この下絵では亀の様な動物の手の指は閉じられているが、

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いま 描いている作品では、指は目一杯にひらかれている。
これがYUUKIさんのセンスなのだろう。

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となりの作品も 続々と作製進行中だ。
ライオンの様な動物のドアップな表情が迫力満点だ。
彼は一度描き出すと一心不乱に描かれている。

こちらの絵は完成したのだろうか。

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キャンバスの下には猿の下絵がある。

よく見ると こちらの方のアドリブも自由で楽しい。
猿と思われる動物の左手は、下絵?と違い 何も持っていない。

作品の一部はTシャツとなって販売もされている。

作品はTシャツとなって販売もされている。作品が描かれたTシャツ

その作品の一部は、このようにTシャツのプリントや手ぬぐいなどのグッズとして販売もされている。
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こちらは 先ほどの 亀の製作者と同じYUUKIさんの作品の様だ。
やはり 絵の主役の指の開き方にパッションを感じる。

「好きであること」は、すでに才能

また 彼らアーティストは、
特別な才能を持ているのかとも伺ってみた。
「そういうことより、
何よりも絵を描くのが好きなんです。」
ということだった。

絵が好きという彼らの心のエネルギーが、
結果 人を惹きつけ
見ているこちらの心をも豊かにさせてくれるのだろう。

アトリエブラヴォのアーティストの方は、
身体に不自由を持ちながらも
自分の得意な分野、好きな分野で社会に貢献をされている。
それは とても大切で有意義な生き方だと共感する。

ジャズ喫茶に掛かってそうなモダンアートだ。

ジャズ喫茶に掛かってそうな正にモダンアート。クールなタッチもいけるのだ。

アトリエ ヴラボォ まとめ

  • 知的に障害のある子 成人達がアートを通じて
    社会活動を行っている団体 会社。
    正確には知的障害者通所授産施設JOY倶楽部
    プラザアトリエ ヴラボォとして活動を開始。
  • 各地の芸術作品展に招待されたり、
    様々な企業とタイアップして
    カレンダーやオブジェ、壁画などの絵から
    陶芸品まで作製しているようだ。
  • 活動の基点を福岡に起きながらも
    東京をはじめ全国各地で多くの活動実績がある。
  • 昨年は博多阪急イベントホールで作品展示、
    ライブペインティングを行い
    壁画作製を行っている。

    社会福祉法人 JOY明日への息
    障害福祉サービス事業所 JOY倶楽部
    福岡市博多区東月隈3-27-1
    TEL:092-504-9371

常にユニークな個性とお洒落なアイデンティティーを発信を続けているアトリエ ヴラボォ。是非 これから私も応援したい。



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