すべての手記 福岡の軽食喫茶

博多座ラウンジを探訪しよう

つい先日、博多座 蔦屋の記事を書いたのだが

今日 その博多座の前を通ると、先日まであった武田鉄矢、中村玉緒、柴田理恵の舞台「梅と桜と木瓜の花」の看板が降ろされ、新たな看板が掲げられようとしていた。

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博多座の敷地内の1階のホールに クレーン車が入って、今まさに その作業は 佳境に入ろうとしているようだ。


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博多座のメイン看板設置の様子

それは 実に ゆっくりと 慎重な動きだった。

設置されたクレーンの体制が非常に変わっていて、見たことのないシーンだったので 写真を撮っておこう。
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その 次の瞬間。博多座蔦屋のドアは 開けられ、クレーンの先端が店内に突っ込んでしまった様だ。これは決してトラブルではない。

看板に少しでもゴンドラを近づけて、ちょっとづつ、ちょっとづつの 緻密な作業を強いられている為だろう。

博多座の顔でもあるメイン看板のサイズは非常に大きく、その設置は 失敗を許されない大仕事なのだろう。作業する人達の静かな息づかいが、聞こえてきそうだ。

さらに この正面からの画像を見て欲しい。

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クレーン車の 前のタイヤが完全に宙に浮いてしまている。

これは、違う角度から見ると分かるが、車体横から 太いアームの様な物が出ていて、それが固定の足になり、クレーン車は車体ごと 宙に浮かんでいたのだ。

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クレーン車の横からアームがのびる。作業は、看板のフイルムシートを剥がしている瞬間

この様は、正に 車のタイヤの空気圧の変化による ミリ単位のズレも許されない 繊細な作業を行っている証だろう。

とても 興味深い 現代の職人技を見させていただいた。

ちなみに 設置していた看板は "ミュージカル「エリザベート博多座公演期間 2016年8月6(土)〜9月4日(日) 演出 小池修一郎" のものになる。

博多座ラウンジをご存じか?

ところで 博多座で 舞台鑑賞となると 少しハードルが高く、腰が引けてしまう人も多いかも知れない。チケット代もかかるし、舞台見物のマナー、それに 演目の時間も 長丁場だ。

そこで、気軽に 博多座の雰囲気だけでも楽しみたい人向けに、いい場所を紹介しよう。それが博多座ラウンジだ。

この写真を見てもらいたい。

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これは 博多座のフロアー案内を、写真におさめたものだが、9番の数字の所がチケット売り場、10番が 博多座受付。11番の所が、博多座ラウンジということなる。 正確には「HAKATAZA LOUNGE by 豆香洞コーヒー」ということだ。

博多座ラウンジに向かうには

取り敢えず ラウンジに入ってみたいと思う。博多座の正面から行こう。za005

先ほど看板の作業を行っていた すぐ横の 正面階段を望むと こんな感じだ。

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通常より 幅を広くとった階段は、大理石張りの豪快な構えだ。階段を昇りきり 2階に上がると、先ほどのフロアー案内に従って 右手を向く、すると10番の博多座受付に続く自動ドアがある。

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今は 公演をしていないので そのドアは封鎖されているのだが、

そのさらに 右側 手前の 自動扉は開かれ、その先には こんなに天井の高い珈琲ラウンジが存在しているのだ。

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これこそが、「HAKATAZA LOUNGE by 豆香洞コーヒー」 博多座ラウンジである。これは、あの焙煎の2013年世界大会の優勝者 後藤直紀が運営する豆香洞コーヒーの博多座店になる。

このラウンジの存在は、博多座を利用する人にとっては常識だろうが、一般に意外と知られてはいない。世界クラスのコーヒーを 洗練された空間で、味わい尽くすことができるのにも関わらずだ。

その世界の豆香洞オリジナルのコーヒーが各種550円で楽しめる。
コーヒーの種類は、博多座ブレンド豆香洞ブレンド、アイスコーヒーの3種類。これらは 生の豆を さらに 選りすぐってから入れる 手作りの本格派コーヒーになる。

スイーツとフードは シンプルなメニュー構成で
博多座ドーナツハンバーガー、かぼちゃサラダサンド、あんバタートースト などが600円。さらに 少しボリュームのある食事なら 明太子クリームパスタ、博多座カレーが800円である。

いづれも歌舞伎座の舞台間にも 戸惑わない、お手軽な軽食フードが中心になっている様だ。また 店のゴージャスな佇まいからは 予想を覆す値頃感も魅力の一つだろう。

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高い天井には、梅の花びらをかたどった巨大な照明が お洒落だ。

また博多座ラウンジの入り口からも確認できるのだが

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このラウンジを出ることなく 右手に進むと、この様に 劇場のフロアーへ、エスカレーターひとつでアクセスが可能だ。

今日のところは 時間がないので 博多座ラウンジの紹介までとなるが、中洲川端 博多座付近に用事のある時は、是非このラウンジで ゆっくりしてもらいたい。

かえりの 地下鉄の中洲川端駅には、そのフロアーから 階段かエスカレーターを使って降りていくだけで2〜3分もあれば着いてしまう。

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そのエスカレータを使って 地下鉄の駅へ降りていく途中、吹き抜けになった 博多座の方を見上げると、こんなオブジェが 天井を覆っていた。

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そこには 古典的な赤提灯のモチーフだけでなく、赤色の星の形や、飛行機のモチーフが さりげなく混ざっていたりする。

これは 伝統だけではなく 新しきにも挑戦する 博多座からのメッセージなのだろう。


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博多座ラウンジ まとめ

  • 博多座の2F ラウンジでコーヒーブレイクすることができる
  • その正式名は「HAKATAZA LOUNGE by 豆香洞コーヒー」
  • 豆香洞コーヒーは、焙煎の世界大会優勝者である後藤直紀氏の店
  • オリジナルの博多座ブレンドと豆香洞ブレンドを味わうことができる
  • コーヒーは550円、軽食スイーツメニュー600円
  • 高級感溢れる店内で 飲食の値段は 比較的手頃に設定されている
  • これ程ステータスがありながら あまり宣伝されていない穴場的な店
  • この店で 舞台を見なくとも 博多座を外から体感できる
  • 博多座 蔦屋と合わせて 楽しむのも乙だろう


博多座ラウンジ 「HAKATAZA LOUNGE by 豆香洞コーヒー
住所:福岡県福岡市博多区下川端町2 福岡県福岡市博多区下川端町2−1
博多座2F 博多座受付に向かって右手側

博多座は 外から眺めるだけの人も多いだろうが、是非 一度 博多座ラウンジを利用することで その古典と新しい文化の融合した雰囲気を 身近に感じてもらいたい。


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