最近できた SONY STORE天神に行ってきた。最近と言っても 出来てからしばらくは経っているが、その記事を書きたいと思いながら、中々その機会がなかった。
前回 アップルストアの記事を書いたので、ここで ソニーストアを紹介しておこうと思う。
スポンサーリンク
スポンサーリンク
ソニーストアの場所は
まず SONYSTOREは奇しくも アップルストアと目と鼻の先にあるということ。
誇らしげに建つ アップルストアに対し ツタヤビルを横にひかえて 迎えうつ感じだ。
アップルは SONYのDNAを受け継いでいる!?
この逸話をご存知だろうか、AppleのカリスマCEOであったスティーブ・ジョブズは 熱烈なSONYファンであったこと、そして その製品を愛してやまなかったということを。

現在のiPod
特に その お気に入りがウォークマンだ。iPodはその憧憬を 具現化したものという説もある。それは 大型カセットデッキが全盛の時代、音楽をポケットに入れて外に持ち出すという突拍子もないソニーの発想に、世界中が驚いたのだ。
そのジョブズの逸話の中で 最も興味深かったことは、Appleが 携帯音楽再生機である今で言う「iPod」を初めて世に出すとき、ジョブズはその商品名を「Macマン」と決めていたということだ。しかし そのネーミングプランは 無情にも他社員から拒まれ続け、ついにジョブズが断念する結果にとなる。それぐらいに 日本のSONYをリスペクトしていということ。
彼の日本好きと言えば、若い頃から禅に傾倒していたり、成功を収めてからも アメリカのApple本社に手打ちそばのメニューを作ったり、そして プレゼンの衣装を イッセイミヤケの事務所に大量注文したことも有名な話だ。ちょっと話はそれてしまったが、
その Appleの創業者を ワクワクに夢中にさせた 世界のSONY STOREをのぞいてみようではないか。
SONYSTOREの外観は
まず 外観はこんな感じ、国体道路を挟んで AppleStore の正面に建つ。
ガラス張りの外壁にだが、外から見える室内天井の配管が剥き出しのスタイル、ここが少しApple Storeと異なるところか。
さらに 磨き上げられたショウウインドウからは、ヘッドフォンコーナーをそのまま見ることもできるくらいだ。
発売前のDAC内蔵アンプの音が試せる
そして SONYが最近 特に力を入れているDAC(Digital Analogue Converterの略でダックと言う)内蔵のアンプである。こういった オーディオ補助機を、大手家電メーカーがメインに着手することは非常にめずらしい。こだわりの開拓者SONYならではの着眼点だと思う。
私もSONYのポータブルヘッドホンアンプの PHA-2(USB DAC)を持っているが、それはそれで中々の物。値段は4~5万円以上したと思うが、それを付けたとき、音の解像度が格段にアップして感動した覚えがある。
そんな中で このヘッドホンアップTA-ZH1ESは 大きさも大きさだが、値段は。見えにくいかも知れないが、250,000円+税。どういうことになるのだろうか。
ちなみに このTA-ZH1ESは新開発「D.A.ハイブリッドアンプ」を搭載とのこと、それは 高解像度のデジタル音源はそのままに アナログ回路により、音声のゆがみやノイズを補正するという。アナログレコードの針のノイズを 限りなく無くしたような音を、再現するイメージだろうか。発売は もう少し先の 2016年10月28日の予定だ。
その中の基板も公開されていて、USB端子に接続したPCなどからの音楽再生に対して、最大でDSD22.4MHz、PCM768KHz/32Bitのハイレゾ音源に対応とのこと。
ハイレゾのヘッドホンの極みか
その素晴らしい音源を再生するには
これクラスのヘッドホンが必要ということか。そのとなりに展示されているのは これまた未発売のMDR- Z1Rだ。こちらの値段は199,880円+税で こちらも先行予約販売(10月29日発売予定)とのこと。
それは 通気を最適にコントロールすることで、空間共鳴を排除、
平面波に近い波面と、超高音域を再現する、大口径70mmHDドライバーユニットを搭載。こちらはヘッドパーツを分解したものが展示してあり、説得力も充分。こちらと 先ほどのアンプを使って、
このハイレゾウォークマンNW-WM1Zの試聴も可能だが、混雑時は1人10分までとのこと。この様に、新商品の中身まで見せて その物を体験してもらってから、先行販売というスタイルも こちらのSONY STOREのうりの様だ。
因みにこの金塊のようなウォークマンWM1シリーズ「ゴールド無酸素銅切削筐体モデル」の値段は299,880 円+税となる。ここまで振りきっていればゴールドも嫌味がなく格好いい。
カラフルなダイナミック型ヘッドホンが展示される、その反対側には
ハイレゾ対応のXBA-Z5がある。こちらは 64,750 円+税。新開発のHDハイブリッド3ウェイドライバーユニット搭載とのことで、それは 楽曲の空気感まで再現するという。
前々作のXBAシリーズと前作のバランスド・アーマチュア・シリーズHBA-H3を愛用しているが それでもデータの細かいノイズまで拾えてしまう程、音のディテールの再現性はすばらしいのだが、これまた さらに凄いのが出てきたようだ。
また 先行販売品に限らず、今が旬なヘッドホンもフルラインナップで展示され 試聴も可能だ。
カメラグランプリ2016年の大賞
こちらが、そのグランプリを受賞したα7RⅡになる。ソニーが今 メインの一つとして 力を注いでいる小型デジタル一眼レフカメラだ。
有効約4240万画素、世界初35mmフルサイズ。438,880円+税。

α7RⅡのカタログパネル
α7RⅡに、単焦点レンズSEL50F14Z、172,500円+税 を合わせるとこんな感じに。
さらに、ズームレンズSEL2470GM、252,500円+税。を合わせるとこんな感じに。
こちらは デジタル一眼レフカメラ RLCE-7RM2、438,880円+税。
一眼レフのレンズがズラリと並んでいる。さらに奥にも もう一つ同様なショーケースがある。これだけでもかなりの迫力。
進化した4Kハンディカム
私はハンディカムシリーズの愛用者であるが、こちらのビデオは もっと進化している。
デジタル4KビデオカメラレコーダーAX100、199,880円+税。ビューファインダーマニュアルリングを搭載。
ハンディカムの域を超えた大きなレンズ、いかにも手ぶれ補正機能が強力そうだ。
これがマニュアルリングか!? ズームボタンがこの場所にある。この太くて丸い胴体を片手で支えて、親指でズームボタン、親指と中指でマニュアルリングを操作することになるのだろうか。それならば 大きくて直感的に使えそうだ。
かつて バッテリーパックが横に大きくはみ出していたデザインが 洗練されて手前に綺麗に収まっている。よりメカニックになったデザインがクールだ。
こちらは、より普及版のAX40、99,880円+税。それでも4Kのプレミアム画質モデルになる。スッキリとシンプルな筐体だ。ハンディカムの新シリーズは見ていると特に欲しくなった。
BRAVIAとVAIO
65、75インチBRAVIA4Kテレビとホームシアターセット、こちらで ゆったりとソファーに座って鑑賞している人も多い。
また、こんなクラッチバックの様にポップなVAIO(パソコン)もある。これはペアマグカップキャンペーン中。 最近 パソコンの需要が少ないといわれる中で、SONYのパソコンは抜きん出てお洒落だった。
PlayStation®VRをいち早く体験しよう
10月13日発売開始となるPlayStation®VRの特別体験ができるコーナーがある。
9月20日までの平日限定で「初音ミクVR フューチャーライブ」の選択もできたらしい。こちら目当てで 来店した人も多かったそうだ。
この体験は、事前にメール予約が必要で、その時にMY SONY IDが必要になる。その予約の順番が回ってくる呼ばれるので、並んでおく必要はない。その間 ゆっくりと店内でくつろいでいればいいだけだ。
順番が来ると、コンパニオンのお姉さんが ゲームをするにあたっての簡単な説明と VRヘッドセットを装着してくれる。
こちらをかぶると、一気に360℃を取り囲まれた バーチャル空間の中に身をおくことになる。3D音響の臨場が凄い。
「特別体験会」と「特別体験会&先行予約販売」と2種類あるが、体験だけできる「特別体験会」の受付は既に終了。現在「特別体験会&先行予約販売」の申し込みが可能だ。
※店舗により異なる場合があります。状況により、体験いただくコンテンツを変更する場合がございます。あらかじめご了承ください。
■9月1日(木)~9月20日(火)までの平日: 『The Deep(仮)』、『初音ミク VR フューチャーライブ』のいずれかです。体験予約申し込み時にご体験いただくコンテンツを選んでいただきます。
■9月21日(水)~10月12日(水)までの平日: 銀座:『THE PLAYROOM VR』、『The Deep(仮)』、のいずれかです。体験予約申し込み時にご体験いただくコンテンツを選んでいただきます。 名古屋・大阪・福岡:『The Deep(仮)』となります。
■土日祝日: 『THE PLAYROOM VR』、『The Deep(仮)』、のいずれかです。ご体験いただくコンテンツは選べません。
引用:SONY公式 PlayStation®VR 特別体験会&先行予約販売
- その特別体験できるコンテンツはの詳しくはこちらのページSONYPlayStation®VR公式で確認して欲しい。
2階にはイベントスペースが
SONYSTOREは上階に向かう スケルトンのエレベーターが入り口横にある。
2階にはギャラリーがあり その時は猫の写真展が行われていた。
ソニーストアーの2階から見下ろす 天神国体通りの眺めは気持ちよく、写真の静と、行き交う車の動の対比が眩しかった。
そして 正面には アップルストア福岡天神のAppleマークが大きく見える。それは まるで、スティーブ・ジョブズが SONY STOREに語りかけきているようだった。
SONY STORE 福岡天神まとめ
- ソニーの発売前の話題商品がチェックできる
- オーディオ関係では試聴体験後 予約購入することもできる
- ヘッドホン、コンパクト一眼レフカメラ、レンズ、パソコン、テレビとSONYの人気ラインナップが揃う
- 新商品を展示会感覚で鑑賞 体験ができる
- PlayStation®VRが体験でき その後予約も可能
- 「特別体験会」と「特別体験会&先行予約販売」がある。体験だけが出来る「特別体験会」の予約受付は終了している
SONY STORE 福岡天神
住所:福岡県福岡市中央区今泉1丁目19−22
電話:092-732-0899 営業時間:12:00〜20:00
隣り合わせたAppleとSONYのビルを見ていると それは、ユーザーに夢を見せてくれる企業として、根幹の部分で繋がってるのかも知れないと思った。そしてSONY製品に、あらためて 開発の野心が脈々と流れていることに気がついた。SONY STOREで過ごすことは、ソニー好きには それはときめきの時間となるだろう。