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旧東京駅にそっくり!? 福岡 赤煉瓦文化館とは

こちらの 昭和通りで一際目をひく、赤い煉瓦の渋い建物。

かつて日本生命保険株式会社九州支店として 明治時代に建てられたものだ。その建造物を設計、建築した人が 明治建築の巨匠、辰野金吾工学博士。

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この建物は1969年に国の重要文化財として指定され、そのことを機に 福岡市に譲られ、現在に至っている。
1階の部分は市の図書館施設でもある福岡市文学館。福岡市の文学の歴史を紐とき、とくに近代以降の文学グループや作家達の雑誌、その作品などの情報を展示している。


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東京駅に似ているたたずまい

この建物を 初めて見た人は 必ず思うはずだ。旧東京駅に雰囲気が似ているなと。現在の新東京駅舎も現代的なアプローチで かつての雰囲気を再現しているが、この福岡の赤煉瓦文化館の銅板葺きの屋根、

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そのドーム状の屋根に小さな天窓が付いた様などは まさに旧東京駅の雰囲気そのものだ。

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ゴジラに壊された東京駅の特撮セット

以前の記事で、ゴジラに壊された特撮セットの東京駅の写真を紹介したが。どれくらい似てるか、見ての通りだ。

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赤煉瓦の中に 白い花崗岩のラインのアクセントが 実にモダン、かつクラシックだ。それは、あらゆる曲線を、直線の中に 随所に織り交ぜながら 絶妙に配置されている。

なぜ東京駅に似ているのか

それでは、なぜ 赤煉瓦文化館が 旧東京駅に そこまで似ているのかというと、決してそれを真似したわけではない。その理由は、簡単で 両建物の設計者 建築家が辰野金吾氏 で同じだからだ。

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巨匠 辰野金吾の建築物は、純和風のスタイルも時にあるが、主にヨーロッパの絢爛な雰囲気に和を掛け合わせた、独自の和洋融合スタイルを特徴としている。

彼の建築物として 日本銀行、東京駅、奈良ホテル、南海本線浜寺公園駅舎、京都文化博物館、みなと元町駅、武雄温泉楼門・新館、旧松本家住宅等 がある。いずれも異彩を放つ名建築物ばかりだ。

赤煉瓦文化館の周辺の様子は

こちら建物の赤煉瓦は 裏までつづき、

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水鏡天満町の北側の鳥居の横に 接している。

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その壁には 「重要文化財です。文化庁 福岡市」と錆びた文字盤が、クールに掲げられている。これは文化財指定を受けた1969年当時に付けられたものだろうか。凄い年期を感じられる。

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水鏡天満宮の赤い朱色の塀と 赤煉瓦が、意味ありげにシンクロしている風景は 妙な緊張感が存在する。今回は建物の中を 紹介できなかったが、外観を見るだけでも十分に 楽しいと思う。

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こちらからだと、水鏡天満宮の北の鳥居から すぐに その境内にアプローチすることができる。

赤煉瓦文化館 まとめ

  • 建築家は辰野金吾工学博士
  • 明治が産んだ巨匠建築家の勇壮な建築物を間近で堪能できる
  • 重要文化財である
  • 1階の福岡市文学館には 福岡の近代文学の作品が展示されている


赤煉瓦文化館
住所:福岡市中央区天神1丁目15番30号
休館日:毎週月曜日(休日のときは翌日)、12月28日~1月4日
開館:9時~21時
入館料:無料

時間があれば、また 建物内の福岡市文学館も紹介しようと思う。



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