先日も紹介した正月の十日恵比須。

こちらは正月大祭準備中の十日恵比須神社
福岡 十日恵比須神社の正月大祭は、今まさに盛大に行われているが、
そんな中、先日も記事の中で紹介した人気のえびす銭。
その えびす銭は、次の年には返却することで 福を引き寄せるという縁起ものなのだが、
そのえびす銭を返してくれないケースが近年増えているようだ。十日恵比須神社で えびす銭は、毎年正月大祭の為にあらたに作られるものではないので、それにより年々不足してきているらしい。
えびす銭は返してなんぼ!?
思わぬ深刻な問題なのだが、
遠方からはるばる福岡に来た人が、十日恵比寿神社の正月大祭でえびす銭をいただいた場合、なかなか えびす銭だけを返却しに 福岡まで次の年に来ることも難しいのだろう。
また 返却するという独特の風習を、そもそも知らない人も多いのではないだろうか。
福引でいただくお供え物やお札とかであればこの様に、古神札納所が用意されているのだが、えびす銭は また別のあつかいになるのだ。
このブログを見る機会があれば、是非えびす銭は返してなんぼの ありがたい物ということを知っていただきたい。
今年のえびす銭
先日も記事で紹介したが、
昨年のえびす銭が、こちらで、この えびす銭を...

正月大祭準備中の十日恵比須神社
こちらに返却して、(返却する場所は複数箇所ある)その時に、あらたな えびす銭をいただくことになる。福(種銭)をいただいて、昨年の御多幸のお礼に、倍にして(100円を添えて)お返しし さらに新年の福をよぶ えびす銭を いただくという流れだ。
その為、はじめてえびす銭を いただく時だけは、返す種銭がないので、200円を納めて種銭となる はじめのえびす銭を受けることになる。
今年、私が あらたに戴いた えびす銭がこちらになる。若干 今年のものの方が 褐色を帯びているように肉眼では感じた。大きさは今の5円硬貨ぐらい、重さは100円硬貨より少し軽いぐらいだろうか。
因みに、えびす銭の裏面?は こんなデザインに。シンプルで品があり力強さを感じる。
つまり、えびす銭は 昨年のものは手放して、多くの人達の間にぐるぐると回すことで、回す年毎に、倍々と 福を引き寄せてくれる御利益のあるものなのだと考えていただきたい。
なので、このえびす銭は 決して収集するものではないので、念のため。
十日恵比須 正月大祭の4日間のスケジュール
尚、十日恵比須 正月大祭の4日間のスケジュールは、初日は初えびす、2日目が宵えびす、3日目の10日が「正大祭」、そして最終日11日を、残りえびすとよび、クライマックスを迎えることになる。
日程 【2019年】 | 福岡 博多 | 十日恵比須 正月大祭 |
8日(9度 晴れ) | 初日 | 初えびす |
9日(9度 くもり) | 2日目 | 宵えびす |
10日(12度 くもり) | 3日目 | 正大祭 |
11日(12度 晴れ) | 最終日 | 残りえびす |
※参考:2019年 当日最高気温予想
残りえびす、最終日は何時まで?
最終日の「残りえびす」の福引が可能な時間だが、午後2時ごろまで、授与品がなくなり次第で終了となる。
また 福引の終了後も 年頭祈願は引き続き午後9:00まで、行われるので 特に慌てる必要はないだろう。
さらに、お守り授与所は、午後11時まで受付をしてもらえる。
この日に参拝する予定の人は、たとえ仕事や用事の終わりが遅くても、11日いっぱいはお参りが可能と 認識しておけば大丈夫だと思う。
正月大祭が終わったとしても、通常のお参りはできるので、混雑や行列が苦手な人は、後日 じっくりと参拝するのもありだ。
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