皆さんは福岡の神社と言えば何処をイメージますか?
太宰府天満宮や櫛田神社、宮地嶽神社などでしょうが、いえいえそこだけではありませんよ。愛宕神社も福岡を代表する神社の1つなんです。
国内に約900ある愛宕神社。
その中でも3大愛宕と呼ばれるのは 総本山である京都右京区、東京都港区そして福岡市西区に鎮座する愛宕神社です。
西暦72年に建立され、福岡でも指折りの歴史を持つ神社です。
また季節によって様々なイベントも開催されていて、参拝客は後を絶ちませんし、カップルには持ってこいの絶景スポットもあり魅力が満載です。そんな愛宕神社を今回ご紹介して参ります。
正式名称は鷲尾愛宕神社
以前は鷲尾山と呼ばれイザナギノミコトと、アメノオシホミミを祀る鷲尾神社でした。(読めましたか?)それから明治に入りカグツチと、イザナミノミコトを祀る愛宕神社が一緒になり、現在の鷲尾愛宕神社となりました。
福岡県民もこの神社は愛宕神社と呼びますが、正式には、鷲尾愛宕神社だったんですねぇ。色んな神様がいてご利益がありそうです。
心臓破りの階段と坂
左側の鳥居がある国道202号線沿いの階段で、これを進んで行くと 愛宕音次郎稲荷神社に着きますが、かなりの階段が待ち受けています。それから数百m程さらに歩いていくとようやく愛宕神社の入り口に到着します。
鳥居の写真から少し東に行くと右の写真にある入り口があります。こちらは階段はありませんが、ひたすら坂道を登り先程の神社に着きます。
また これとは別に、北側のマリナ通りからも行けますが、やはり坂道で、ちょっと分かりにくいですが、観音寺というお寺経由の階段もあります。勿論車で行けますが、是非登ってみては如何でしょうか。これもまた一興ですよ。
2つの茶屋がお出迎え

びんつけ屋

岩井屋
愛宕神社本殿入り口付近にあり、びんつけ屋は愛宕餅、岩井屋はいわい餅を販売しています。どんなものかというと、太宰府天満宮で販売している梅ヶ枝餅を少し大きくした感じで、中はこしあんのお餅です。
一度ご賞味を! あんこの量が結構ボリューミーですよ!
いざお参りへ!
2つの茶屋を後にして石段を登っていくと、ようやく山頂の愛宕神社に到着します。この日は6月1日~7月7日開催の七夕祭りと、
6月30日のお祓式-大芽の輪くぐり神事の用意がされてありました。
愛宕神社の恒例行事 ほおづき夏祭り
毎年海の日とその前日の日曜日に開催されるほおづき夏祭り。その昔無病息災の願掛けとしてほおづきを奉納したのが由来で、現在では福岡を代表する祭りの1つになりました。
2日しかない祭りですが輪投げやムネ・ビールの早飲み大会、露店なども出店していてイベント盛りだくさんです。またほおづきも販売していますので、ご来場の際には購入されては如何でしょうか。
開催時間は8:00~23:00となっていますが、時間帯によっては露店やイベントは終わっているかもしれませんので、早からず遅からずでご来場ください。
ほおづきんちゃんもお待ちしています!!
多種多様なおみくじ
神社のお参りする場所の横にもありますが、本殿向かって左側に、この沢山の おみくじがあります。
正直どれがいいか分かりませんが、今回は扇子型のおみくじを引いてみました。
さて結果は?
大吉~!!やはり日頃の行いが良いのでしょう。これはお家に持ち帰って翌年に神社に返納します。
この他にも色んなおみくじがあるので、参拝の後は皆さんどれにするか悩んでから引いて下さい。
愛宕神社 社務所
門をくぐって左手に社務所はあり、お守りや絵馬、御朱印の記入などもここで出来ます。
またここにはエレベーターがあり、体の不自由な方にも優しいですね。
ただ健常者の方は、なるべく将来の健康のためにも階段を登ってみましょう。
迫りくるハト
他の神社でもある事かも知れませんが、ここのハトは逃げません。
むしろ人間がいると餌を貰えると思っているのかドンドン迫って来ます。
この写真の右上に映っている方に向かっている様子を撮影しましたが、その前には私に向かって来ましたが、飛び掛って来ることはないのでご安心を。
デートスポットには最高!!
あいにくの曇り空ですみません。
今やカップルのデートコースにもなっている愛宕神社。ここまで登ってくると、その意味が分かります。福岡市内を一望でき、能古島やマリノアシティも見える絶景で、夕焼けや夜景も見所です。
市内の夜景は勿論、マリノアシティには観覧車があり、夜にはライトアップされます。参拝後は 夜景を見るのもいいムードになりますね。
愛宕神社 まとめ
今回愛宕神社についてまとめてみましたが年々来場者が多くなっているような気がします。
それに伴い色んなイベントも開催されていますので、福岡にお越しの際は立ち寄ってみてはいかがでしょうか。
東京と京都にはない福岡の愛宕神社の魅力がありますよ。