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福岡・八女の名産の八女茶の茶畑から星野村や黒木の大藤周辺を ひと回り!

福岡県は、八女市、筑後市、八女郡広川町で生産される日本茶のブランド茶の生産地を持ち、その生産量は全国6位・集荷量は2310トン、全国の日本茶の3%を占めています。

筑後市、八女郡広川町、うきは市、朝倉市にかけて、広がる九州最大の筑紫平野。ここは八女茶の、お茶の葉を栽培する上で最適な気候です。

霧が発生しやすい土地柄も、それに適していて 日中は気温が暖かく 夜は冷え込む特徴で、八女茶はその条件のもとに栽培されています。

八女茶は「玉露」が、12年間連続「農林水産大臣賞」を受賞しましたが、平成25年にそれを逃し、また翌年 見事に受賞することが出来ました。魅力溢れる「お茶の名産地八女周辺」を紹介します。


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天皇杯受賞した八女茶!

八女は、「グリーンワールド八女」の製造茶と、静岡県掛川の中山茶業組合の製造茶と共同で「2009年第48回」と「2012年第51回」農林水産祭で「天皇杯受賞」を受賞しています。

「グリーンワールド八女」の製造茶は、甘みとまろやかさが特徴で、静岡の中山茶業組合のお茶は、爽やかな香りと独特の深い味わいが特徴です。格式高い八女茶は もちろんここで販売もされています。

アクセス方法は、車の場合九州自動車道八女ICから約25分です。
電車の場合はJR羽犬塚駅から堀川バス「福島行き」に乗り終点下車徒歩約15分です。

八女中央大茶園!

「八女中央茶園」。ここまで来ると、どこを見渡しても茶畑が一面に広がっています。敷地面積62ha・ヘクタールもあるそうです。壮大な敷地に、八女茶畑がいっぱいに広がっています。

上の写真は、展望台付近の高台で撮った「八女の茶畑」です。
壮大な敷地で育つ八女茶は「煎茶」を中心に生産されていますが、八女玉露が、特に有名で「八女の玉露」は、45%を占めていて、推奨品種は9種類もあります。高級な玉露は気品があり、特に人気がある様です。

八女茶は、一番茶の摘み採りが4月から始まります。5月上旬ぐらいから最盛期となり、二番茶は 6月中旬から7月上旬まで三番茶は 7月下旬から8月上旬には収穫が終わります。

他の茶園では、二番茶まで摘み採りをしますが、八女の茶園は、三番茶まで摘み採りを行う様です。秋、冬は茶園はお休みになります。

八女茶畑の展望台に「五社神社」!

下の写真は八女中央茶園の頂上付近にある展望台の様な場所に「五社神社」があります。

 

「五社神社」は「大玉命、武雷命、天児屋根命、斉王命、姫大神」の5人の命・ミコト様を祀られています。

八女の地区の水田が「干ばつ」にならない様に雨乞いの神様として、毎年9月にお祭りが挙行されていました。

お祭りの際に、各町内の方が「里芋」の焚煮を奉納されていましたが、時代と共に薄らぎ、元の場所に安置される事となり、それが今ある場所です。

八女・星野の村の星の文化館!

こちらは、宿泊もできる「星の文化館」の外観になります。

星野村はお茶も有名ですが、空気が澄んでいて、夜空の星が綺麗なことでも有名です。

今回はその「星の文化館」も紹介しておきます。

「星の文化館」は標高約400m高台にあり、実に 昼間でも、金星や恒星や太陽の黒点などが観測出来ます。

九州最大の大型反射望遠鏡があり、その口径は100センチにリニューアルされています。

上の写真は、65センチの大型反射望遠鏡です。100センチの望遠鏡は現地に行かれた方のみ楽しめるようになっております。天文指導員の方が丁寧に説明してくれますよ。

営業時間は 10:30~22:00まで、定休日は火曜日、祝祭日、年末年始です。料金は大人500円、小学生300円、幼児4歳から6歳100円です。

アクセス方法は、車の場合 八女ICから車で約50分です。公共機関羽犬山駅から堀川バス黒木行きで約20分、福島で堀川バス星野行きに乗り換え 約50分、池の山で、下車し徒歩10分です。

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星空が見られる池の山キャンプ場!

「星の文化館」付近には、池のキャンプ場があり、ロッジ、バンガロー、そしてテント式のキャンプも楽しめます。「池の山キャンプ場」は、外周700mの自然湖「麻生池」もあり、「木工体験」や「アウトドア料理体験」が出来る「森の工作館」もあります。

こちらは、バンガロータイプの宿泊施設で30棟が並んでいます。

アウトドアに興味のある方、夜の星空を 見たい方にお勧めです。予約をされる際は、人数分のテントを用意してくれたり、ロッジ、バンガロータイプも選択できますので、詳細を確認されてから宿泊されて下さい。

八女・黒木の大藤!

上の写真は 以前「黒木の大藤」が咲いている頃に見に行った時の物です。

「黒木の大藤」は「国指定天然記念物」とされています。これは、八女市黒木町にある「スサノオ神社」にあり、「後征西将軍 良成親王」が手植えされていたと言い伝えられています。

「黒木の大藤」は樹齢600年以上とも言われています。毎年、4月の後半より開花がはじまり、5月の頭にかけて満開になります。夜になると「ライトアップ」もされ、「黒木の大藤」も昼間とは、また違った雰囲気になります。

興味がある方は、「大藤」が咲いている4月下旬から5月上旬に行かれると、綺麗な「大藤」を見ることができます。

おわりに

八女はお茶の名産地と言われるだけでなく、「星空」や「大藤」などが綺麗で、気候や土地柄も良く、とても良い所でした。

今は「黒木の大藤」は、時期が外れていますが、4月、5月に黒木に行く際には「大藤」を、ぜひご観覧下さい。

今回は、八女周辺を紹介してきましたが、まだまだ八女には 面白いスポットがありそうですね。



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